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最期はぬくもりを感じてほしい


介護リフレクソロジー ターミナルケア

先日、私のおばあちゃんが96歳で亡くなりました。

 

特に病気の治療中に亡くなったわけではなく、老衰という感じでした。

 

ただ、昔にがんや脳梗塞なども経験していて、最近では骨折などもありここ1年くらいはずっと寝たきりだったそうです。

 

頻繁に会いには行けませんでしたが、亡くなる数日前に会うことができました。

 

意識はあるけれど、私を認識していたかどうかはわかりません。

 

 

会いに行く数日前に母から「足が冷たくて真っ青だからリフレをしてあげて」と言われて

準備をして会いにいきました。

 

 

私が行った日は、足の状態は思ったほどひどくなく、むくみも少ない状態でした。

とはいえ、冷えて足全体は白っぽく、指先はしもやけのように紫がかっているような感じです。

 

 

このような足の状態でも、もちろんリフレクソロジーはできます。

寝たきりでベッドの上であおむけが出来ない状態でも大丈夫。

ただ、サロンで行うような施術とは全く違ったトリートメントになります。

 

ひとつひとつの反射区をしっかりと刺激するのではなく、身体全体のエネルギーを整える手技や

リラックステクニックが中心。

時間も短めです。

 

施術をしている途中から、ぐっすりと眠りはじめたおばあちゃん。

とても気持ちよさそうに眠っていたのが嬉しかったです(^^)

 

 

 

 

終末期のリフレクソロジーは、どんな効果がある?


私は、これまでにおばあちゃんだけではなく緩和ケア病棟(ホスピス)でたくさんの方々のリフレクソロジーをさせて頂いてきました。

 

ひとりひとり、病巣や状況も違うのでもちろんサロンで行うような施術はしません。

 

薬の副作用で足がむくんで辛い、という方には利尿を促す反射区を行ったり下肢に溜まった体液を流すような施術になります。

 

眠れない、という方にはリラックステクニックが中心の身体がゆるむような施術。

痛みが辛い、という方には全身のエネルギーの循環を促すようなリラックステクニック。

 

どのような場合でも、共通しているのはオールハンドでのぬくもりを感じることで痛みを緩和したり気持ちが和らいだりすることです。

 

特にターミナル期の場合は、精神的な不安を抱えてるかたも多くいらっしゃいます。(家族などへ自分が迷惑をかけてしまっているというような、申し訳ない気持ちや金銭面での不安、死への恐怖、痛みに対する不安、入院・療養生活のストレスなど)

 

そういった不安を少しでも、一瞬でも取り除くお手伝いができるのがリフレクソロジーの素晴らしいところだと思っています。もちろん、根本的に不安を全て取り除くことはできませんが、ホスピスでも、よく施術中にお休みになる方が多く中には「睡眠薬なしで眠れたのは久しぶりだ」

という声もよく頂きました。

何カ月もベッドの上で生活している方からも、リフレクソロジーをしてもらうのが楽しみ、と言っていただいたりQOL向上の一つとして役にたっているなという実感がありました。

 

 

 

 

更に、アロマセラピーの場合は精油に禁忌があったり、タオルを多く用意したりという手間が少しありますが、リフレクソロジーは道具もいらず、場所も選ばず、靴下を脱いでもらうだけでできる手軽なセラピーなのも魅力です。

 

 

簡単な手技さえ覚えておけば、介護するご家族の方にもできてしまうのです。

それがプロのセラピストでなくても、ご本人にとってはご家族の方からしてもらったほうが何倍も気持ちよかったりするものです。

 

 

人間は生まれてから親の”手”や”肌”のぬくもりを感じながら育ちます。

命が尽きるときも、やはりぬくもりを感じたいという本能があるのではないかと思っています。

 

 

 

 

私は今、サロンでの施術が主になっていますがいずれはまた、こういった終末期のQOL向上のお手伝いができるような活動がしたいなと、漠然ですが考えています!